WEB会議システムとの併用
完全にリモートワークになり、TeamsやWebexやSkypeを使った会議が多くなったと思います。そこで普段使っているWEB会議システムと、interpreteXを併用する事で、同時通訳付き会議&ウェビナーができますよ!というのをご紹介します。
図のように今使っているWEB会議システムのまま、interpreteXをアドホックするだけで同時通訳付きのWEB会議が実現できます。これ、何かみたいでしょ?そう、スマホがパナガイドになってるのです。通訳者さんにはWEB会議の招待リンクをメールしてあげて下さい。またinterpreteXの招待リンクを参加者へメールすれば、参加者は自分のスマホからメールのリンクをタップして通訳を聞くだけです。
通訳者の方へ
- WEB会議システムのマイクは必ずミュートにして下さい。通訳音声が会議システムの方にも流れてしまいますよ。
- 1台のPCでWEB会議システムとinterpreteXを同時利用はやめて下さいね。というのも、Windowsですとカメラの映像が両システムに共有する事ができず、interpreteXに自分の顔が映らない事があります。またTeamsやWebexではマイクをミュートにすると、システム全体がミュートになり、interpreteXまでミュートになってしまいます。OSがアップデートを続ける限り、未知のトラブルが発生します。端末の使い分けで安定したお仕事環境を構築して下さいね。
- 会議が始まる前に通訳音声のテストを行って下さい。WEB会議システムを使い、みんなが音声が聞けているか確認するとトラブルが起こりにくいですよ。もし通訳音声が聞けないという方は、4Gで接続するようにアドバイスをお願いします。
参加者の方へ
- interpreteXを使って通訳を聞く場合はイヤフォンをお使い下さい。もしスマホのスピーカーで通訳を流すと、WEB会議システムのマイクに入ってしまいます。すると参加者全員に通訳の音が流れてしまいます。という事は、通訳者にももちろん流れてしまうのです。通訳者は自分の声が1秒後に返ってくる、こんな状態では通訳ができなくなってしまいます。という事で、絶対イヤフォン使ってね。
通訳環境の例
右耳にinterpreteXの白いイヤフォンマイク、左耳にWEB会議モニター用の黒いイヤフォン、ちょっと大変ですが慣れるとなかなか便利ですよ。
- iMac 5K:27inchモニターなのでinterpreteXを開いてもまだ余裕があるので、エージェントとのチャットなんかもできますよ。セカンドモニターは調べ物用です。
- MacBook Pro:WEB会議システム用です。イヤフォンをつけてモニターします。
- iPad:会議資料用です。スタイラスで書き込みできるiPad Proが欲しい。
- 電話:緊急時の連絡のため常に手元に!
Client:使い方
対応OS:iOS 13〜(iOS15.0〜15.3.1には対応していません) / Android 6.0以降 / Windows10 / macOS / Chrome Book
対応ブラウザ:iOS Safari / Chrome / Edge
インターネットスピード:256kbps以上
データ通信量:≒100MB/h
バッテリー消費量:≒8%/h(iPhoneXS)
まず初めにイヤフォンをスマートフォンに接続して下さい。
1 管理者から送られてきたURLをタップ。
2 ブラウザが立ち上がりました。
3 Select the Languageから通訳を聞きたい言語を選択し[Play]をタップ。
4 interpreteXのサーバーに接続中です。
5 接続が確立されたら[Play]をタップして通訳を聞いて下さい。
6 音声が途切れたら[Reload]→[Play]で再接続、[Disconnect]で終了です。
ワンポイント!
- 音が途切れたり切断が繰り返される場合はWi-Fiをオフにして携帯回線でお聞き下さい。
- Bluetoothイヤフォンをお使いの場合音声に途切れが発生する事があります。その場合は有線イヤフォンをお使い下さい。
- Waitingから[Play]に遷移しない場合、通訳がまだ配信されていません。配信されるまでお待ち下さい。
Supported OS: iOS 13 or later (Not compatible with iOS 15.0 - 15.3.1) / Android 6.0 or later / Windows10 / macOS
Supported browsers: iOS Safari / Chrome / Edge
Internet speed: 256kbps or higher
Data communication amount: ≒100MB/h
Battery consumption: ≒8%/h (iPhoneXS)
First, connect your earphones to your smartphone.
- Tap the URL sent by the Administrator.
- Then the browser was launched.
- Select the language you want to hear interpretation from [Select the Language] and tap [PLAY].
- Connecting to interpreteX server.
- When the connection is established, tap [Play] and listen to the interpretation.
- When you are disconnected, tap [Reload] to display [Play], then tap to reconnect, and [Disconnect] to finish.
One point!
- If you do not transition from [Waiting] to [Play], the interpreter has not been delivered yet. Please wait until it is delivered.
- If you experience audio interruptions or disconnects repeatedly, turn Wi-Fi off and listen on your 4G mobile line.
- When using a Bluetooth headset, noise may occur. Please use wired earphones.
Interpreter:Consoleのカメラが映らない
Interpreter Consoleに入っても自分の顔が映らないという場合、こちらのサイトで何が原因か確かめる事ができますよ。是非ご活用下さい。
チェック!
https://nativecamp.net/test_connect
WEB会議システムと併用する場合
1台のWindows PCで、TeamsやWebexなどのWEB会議システムでモニターしながらinterpreteXで通訳を配信したい場合、カメラがWEB会議システムの方に取られてしまいます。この場合interpreteXのカメラには自分の顔が映らなくなるのでご注意下さい。Macですと併用できました。
サーバー情報
20200511 21:00-24:00 Server maintenance.
- サーバーのアップデートを行いましたので、Chromeブラウザの【キャッシュとCookieの削除】をしてからinterpreteXをご利用下さい。
20200508 10:19-11:02 Server down.
- サーバーの証明書の更新作業のためシステムがダウンしました。現在は復旧しています。
20200503 03:04-05:10 Server down.
- 原因究明中です。
Interpreter:Consoleの使い方
現場にて運用をする中で起こるトラブルはふたつです。言語ボタンの切り替えミスと、マイクのミュート切り忘れ。これには何度も泣かされました。通訳者さんは通訳に集中しているので、ミスが起こっても仕方ないのです。でもミスはあってはいけないのです。そもそもミスするようなコンソールが悪いのです。そう、すべてはコンソールのせい。という事で当初赤外線のコンソールをそっくりそのままデザインしてと考えていましたが大きく方向転換し、とにかくミスが起こらないUIデザイン目指して開発しました。
通訳者は何人でもアサイン可能
どんなに多くても3人ぐらいなんですけど、私は16人アサインしたのを見た事があります。みなさん普段はお医者さんや学者さんでこの時ボランティアでした。しかも台風が直撃でほぼ自宅から通訳。それでもひとりづつハンドオーバーして乗り切りました。それからカメラでお互いの顔が見えますので、何かあればボディランゲージもできますよ。
ワンポイント
WEB会議システムを開いている場合、Windowsですとカメラがあっちに取られてしまい、interpreteXには表示されなくなります。Macだと大丈夫ですが、安定を目指すなら別PCでWEB会議のモニターをお願いします。そしてこちらもちゃんと有線LANにつないで下さいね。
Bradley タイマー
タイマーは分単位でセットできます。またカウントダウンかカウントアップに表示もお好みで切り替えられますよ。スタート&ストップにレジュームもついてます。ただのタイマーです。でも、通訳者全員と共有され、ハンドオーバーの度にセットした時間からタイマーも始まるという優れもの。もうタイマーをセットし忘れたり、あんたのタイマー早すぎない?とかありません。
Target Language(Out Going)
通訳する言語のボタンをクリックしてグリーンになれば通訳スタートです。ミュートにしたければもう一度クリックしてブラックアウトにして下さい。これだけです。これだけでみんな通訳が聞けるのです。もう、ミスはありませんように。
ワンポイント!
interpreteXのTarget LanguageボタンのON/OFFの切り替えは0秒!なのでカフスイッチとしてもお使い頂けます。ちなみに言語の切替も0秒です。各言語の飛び交うセッションもしっかり付いて行きます。また、余裕があればグリーンになったボタンの横にマイクのレベルメーターがあります。黄色あたりが適切な声量ですので、そこらへん目掛けて声を出して下さい。マイクを口元に持ってくれば大きな声を出さなくても良いですよ。でも息がかからないようにして下さいね。
Source Language(In Coming)
FloorはStreamから配信されている会場の音声、その他はリレー通訳の時に使ってね。また自分が待機中の時、Source Languageとアクティブ通訳者のTarget Languageがミックスされて自動で聞こえる様になります。ミックスフェーダーを使ってバランスの調整もできますよ。また自分がアクティブになれば自動でSource Languageが100%になる、となってます。
Speech to Text
Source Languageの音声がテキスト化されます。そう一応、支援機能として付いてます。一応です。あんまり賢くありません。Googleですがまだまだなんです。もう少し見守ってあげて欲しいです。要らなければ目のマークをクリックすると引っ込みます。
Chat
通訳パートナーだけでなく、スタッフ全員や、Clientともチャットができます。またファイルも送れますので、資料を共有したり、アジェンダを送ったりと活用して下さい。
映像は4チャンネル
最大で4チャンネルの映像を配信できます。通訳者さんは好きなカメラを選んでビデオフィールドに大きく表示させることもできます。
ハンドオーバー
お作法があります。でも難しくはありません。何度かやると慣れるそうです。と、経験された通訳者さん達談です。パッシブ通訳者が「Ready」を送ります。するとアクティブ通訳者の画面にその人の顔の下に赤い「Ready」ボタンが現れます。アクティブ通訳者は切りの良いところでその「Ready」ボタンを押す事でマイクがパッシブ通訳者にハンドオーバーされました。その瞬間「ポロロン」と優しいマリンバの音がアクティブになった通訳者さんに鳴りますので、すぐにTarget Languageの言語ボタンをクリックして通訳を開始して下さい。
- パッシブ通訳者が「Ready」をクリック
- アクティブ通訳者の画面に「Ready」が表示、切りの良いところでハンドオーバー
- ハンドオーバーされた通訳者は言語ボタンを押して訳出をスタート
じつはこれ、ブースの中のハンドオーバーをモチーフにしています。待機中の通訳者が準備ができたら合図を送ります。通訳中の通訳者が切りの良いところで交代の合図を送ります。すると待機中だった通訳者は言語のボタンを押して訳出をスタートするというものです。
リロードボタン
なんかおかしいなぁという時にリロードして下さい。これでほとんどの問題は解決されます。ちなみにおかしくなる原因は(1)Wi-Fi(モバイル回線)に接続してパケットロスが発生している(2)PCのメモリが4GBとかしかない、です。
全画面ボタン
ノートパソコンで通訳する場合、全画面表示にして広々お仕事できますよ。特に13inch以下だと全画面表示させないと何がなんなのかよくわからないです。
マイクデフォルトスイッチ
あやつ、マイクを持ったまま退出しおった!その場合ハンドオーバーができなくなります。でも大丈夫。マイクデフォルトスイッチで誰でもマイクを取れる状態に戻せます。また強制的にマイクも奪えます。
退出ボタン
さて、終わりました。パートナーの通訳者さん達にバイバイして退出ボタンをクリックして下さい。これで課金も終了です。もし入ったままですと、どんどん課金されるのできちんと退出して下さいね。お疲れ様でした。
Client:接続が悪い時
interpreteXはOS標準のブラウザで通訳が聞けるため、アプリをインストールする必要がありません。ここが他のRSIと違うものすごく便利なところです。そして開発にも大変苦労したところでもあります。さらに接続が不安定でも、勝手に接続し直してくれるリトライ機能を実装しているので安定して通訳が聞けるのです。でも時々、途中で聞こえない、なんか音が途切れる、ということがあります。その度に私の息も途切れそうになります。でもそんな時は画面に表示されている[Reload]を押して下さい。ほら再接続されました!え、それでもダメ?・・・RSIはBYOD(Bring Your Own Device)が基本なので、どうしてもClientの通信環境、またデバイスに左右されてしまいますので、是非以下をお読みになって対策をお願いします。
Wi-Fiが問題の場合
Wi-Fiで使われている周波数は2.4GHzと5GHzとなりますが、実はこの周波数帯に限って電波を出すのに免許が要りません。誰でもどんな電波でも出していいのです。だからWi-FiルーターをAmazonで買ってお家や会社に設置できるのですね。でも、ということは、電波の無法地帯となっているわけで、混信しまくってるを通り越えて空中戦状態です。そんな中リアルタイムで音声を聞いてもつながらないですし、音も途切れてしまいます。すぐにWi-Fiをオフにして、携帯回線から聞いてみて下さい。
幕張メッセ国際会議場内のWi-Fi、空いてるチャンネルなどありません。でもアクセスポイントは27しかありません。マンションや集合住宅、そしてオフィスの方が混信している事もあるのです。
携帯回線が問題の場合
しかし、携帯回線でも聞こえない、途切れる、ということがあります。今までの経験上ほとんどないのですが。でも、まず電波状況はどうでしょう?アンテナ1本とかだと厳しいですね。是非窓際に行ってみて下さい。これで改善されるはずです。ただ、超大型イベントですと、みんながスマートフォンを使うので基地局のキャパを超えた、そこで臨時で基地局立てた、というニュースとか見られた事あると思いますが、こういう時は難しいですね。流石に改善できない状況です。でも安心して下さい。5Gがやってきます。ひとつの基地局で何万人でも同時接続できる時代はもうすぐです。
1キロ周辺の100万デバイスが同時接続できるって、そもそも100万人がそこに入れるのか!そして通訳を聞くのか!
スマートフォンが古い
時々iPhone5とか見るのですが、懐かしくて大好きな端末です。でも、ちょっと古すぎまして、通訳聞けますが、接続は不安定になります。多分iPhoneのアンテナなどの問題かもしれません。
スマートフォンをアップデートしていない
買ってから一度もOSのアップデートをしていないという方はすぐにアップデートして下さい。interpreteXだけでなく、世界のセキュリティの問題にも関わってきます。もしあなたの端末がハッカーの踏み台になっていたとしたら恐ろしい。
スマートフォンのメモリがいっぱい
端末を使い続けると開いたアプリや検索したページがどんどん溜まっていきます。そしてメモリがいっぱいな状態となってしまうのです。時々動きがもっさりしたり、画面が固まってしばらくしたら突然動きだす、なんて経験ないでしょうか?こういう状態で通訳を受信しても正常には聞けないので、スマホを再起動してあげましょう。
色んな意味でアップデートお願いします
interpreteXとは?
遠隔同時通訳ができるChromeベースのプラットフォームです。会場の音声と映像を配信するStream、どこからでも通訳ができるInterpreter、管理者のAdministrator、そしてスマートフォンで通訳が聞けるClientの4つのファンクションで構成されており、どれも簡単にお使いいただけます。しかも特別な申し込みは必要なく、HPからログインするだけ。費用は従量課金で使った分だけ月末のお引き落としなので、サブスクリプションのように使ってないのに課金なんて固定費地獄はありません。
またinterpreteXは業界のスケールアップをアチーブメントに掲げてますよ。インハウス通訳者を抱えている企業さんだけでなく、フリーの通訳者さん、エージェントさん、そして機材業者さんにも使って頂けるようデザインされてます。
Administratorとは?
イベントを作成し、Streamのエンジニアや、Interpreterの通訳者をアサインさせます。またClient(通訳リスナー)にURLやQRコードを配布します。そしてイベントが終わると登録したクレジットカードからお支払いとなります。通訳者がAdministratorとなれば、欧米のようなコーディネーター兼通訳者みたいなお仕事も可能です!
Streamとは?
イベント会場やカンファレンスホール、いわゆる現場から映像と音声を送る役割となります。カメラやエンコーダー、そしてオーディオインターフェースにパソコンといったハードウェアに加えて高速インターネット回線が必要です。しかし配信はinterpreteXのプラットフォームから行います。あらかじめAdministratorから配布された【Event Code】と【Stream Code】をログインして入力するだけで配信できる超簡単設計!RTMPサーバーを立てたり、ストリームキーを生成したりする必要はまったくありません。でも機材も知識も経験もないし、ちょっと不安なんですけど、というあなた。いっそのこと機材業者にここは任せてもいいんじゃないでしょうか?場慣れした彼らのトラブル対応能力はプロです。
Interpreterとは?
同時通訳を配信します。通訳者がログインした後、こちらも同じく【Event Code】と今度は【Interpreter Team Code】を入力します。これだけでイベントが登録され、そこからいつでもInterpreter Consoleに入る事ができ、通訳を配信できます。どれだけ使いやすいUIと言ってもここだけは事前に使い方を確認して下さいね。そう、できれば前日にパートナーとテストしたりとか。
Clientとは?
通訳を聞くオーディエンス(リスナー)となります。Administratorから受け取ったURLをタップ、もしくは会場に張り出されたQRコードをスマートフォンでスキャンするだけでブラウザが立ち上がり、通訳を聞く事ができます。イヤフォンが必要なので忘れないように!あと1時間あたり40MB程度の通信量が必要なのでパケットのご注意を。それから通訳が素晴らしかったら是非チャット機能で通訳者さんに「ありがとう!」「がんばって!」なんてエールをお願いします。でも鼻息がブォーブォー聞こえてきたら優しく教えてあげて下さいね。
対応OSとブラウザ:iOS / Safari, Android / Chrome, Windows or Mac / Chrome, Chrome Book
価格(従量課金制)
Stream配信料(1端末あたり):@8.33/分(@500/時間)
Interpreter配信料(1端末あたり):@8.33/分(@500/時間)
Client受信料(1端末あたり):@1.25/分(@75/時間)
いずれも課金は分単位となります。
Clientが接続してきてもStreamやInterpreterが配信していない場合、課金はされない仕組みです。しかし、配信を切り忘れていると課金されるので、InterpreterやStreamがしっかりと退出しているかAdministratorの方は注意して下さいね。
お支払い方法
支払いはAdministratorの方のみとなります。他の方は一切課金されることはありません。ですのであらかじめAdministratorの方は参加人数などを把握し、予算を決める必要があります。またクレジットカード払いのみです。ひと月ごとに利用になった役務と時間と端末数に応じて計算されて引落しとなります。登録された各イベントからその月にかかった費用も確認できますので、イベントごとの請求金額もご確認頂けます。対応しているカードはVISA、Maser、JCB、AMEX、Diners。
ワンポイント
請求書払いも対応できますが、ひと月あたり3万円の手数料がかかります。固定費を減らして価格に反映をさせているためです。どうかご理解とご協力お願いします、ほんとゴメンなさい。